Snow Monkey を v1.0 へアップデートした場合に再設定・調整が必要なところ

Snow Monkey v1.0、ほぼできあがっているので、明日リリースしようかなと思っています。

さて、先日ご案内したとおり、v1.0 ではいくつかの再設定が必要な変更や機能の廃止があります。

v1.0 でどのような機能追加や変更、修正があったのか、詳しくは別の記事に書くとして、「ここは要塞設定です!」というところだけ先に書いておきたいと思います。

ウィジェットエリア

これまで、「投稿 サイドバー」「固定ページ サイドバー」のように、投稿タイプ別に定義されていたウィジェットエリアを共通のウィジェットエリアのみに変更しました。これまで設定していたウィジェットは一旦全て外れてしまいますので、ウィジェットの管理画面から再設定をお願いします。

  1. 管理画面にログインする
  2. 外観 > ウィジェットを開く
  3. ページ左下の「使用停止中のウィジェット」にこれまで使っていたウィジェットがまとめられているので、そこから適切なサイドバーにウィジェットを再配置してください

投稿タイプ別のウィジェットエリアを復活させる

投稿タイプ別のウィジェットエリアをフルに活用されている方にとっては、なかなか痛いアップデートだと思いますので、移行期間を確保して頂くという意味で、しばらくの間はフックで投稿タイプ別のウィジェットエリアを復活できるようにしています。復活させるには子テーマが必要です。子テーマをお使いでない方はまず子テーマを作成してください。

子テーマの functions.php に、次のコードを貼り付けてください。

<?php
// 投稿タイプ別のウィジェットエリアを復活させる
add_filter( 'snow_monkey_use_post_type_widget_area', '__return_true' );

いつまで投稿タイプ別のウィジェットエリアを復活できるようにするかはしっかり決めていませんが、半年くらいしたらコードの複雑化を防ぐためにこの復活機能も消してしまおうと思いますので、早めにウィジェットの再設定をされてください。

Custom Sidebars などのプラグインを使用すると、投稿タイプ別、カテゴリー別など、様々な条件で自由にウィジェットエリアを追加できますので、必要な方は確認されると良いかもしれません。

固定フロントページをご利用の方

固定ページをトップページに割り当てる、固定フロントページの設定をお使いの方は2点再設定が必要です。

ピックアップスライダー

固定フロントページの場合、「pickup」タグがついた投稿がスライダーとしてトップページの一番上に表示されていましたが、この機能を廃止しました。かわりに、「WPAW: ピックアップスライダー」というウィジェットを用意しましたので、これを「フロントページウィジェットエリア」に設置してください。見た目はこれまでのピックアップスライダーと全く同じですが、HTML/CSS の構造が変更になっています。ピックアップスライダーを CSS でカスタマイズされていた方はデザインが崩れる可能性がありますので、追加した CSS の調整を行ってください。

最近の投稿

固定フロントページには「最近の投稿」として、自動的に最新の12件の記事が表示されていましたが、この機能も廃止しました。かわりに、「Snow Monkey: 最近の投稿」というウィジェットを用意しましたので、これを「フロントページウィジェットエリア」に設置してください。見た目はこれまでの最近の投稿と全く同じですが、HTML/CSS の構造が変更になっています。最近の投稿を CSS でカスタマイズされていた方はデザインが崩れる可能性がありますので、追加した CSS の調整を行ってください。

ヘッダーの HTML/CSS

ヘッダーの HTML/CSS が変更になっています。見た目はこれまでのままですが、CSS を追加してヘッダーをカスタマイズされていた方は多少調整が必要になると思いますのでご注意ください。

その他

他にも若干 HTML や CSS が変更になっている箇所がありますが、大幅に変わったのは以上になります。v1.0 の詳細も近日中に記事アップします!

この記事を書いた人

キタジマ タカシ

長崎県長崎市在住。地元のWeb制作会社でWebデザイナー/エンジニアとして従事した後、2015年にフリーランス [ モンキーレンチ ] として独立。WordPress のテーマやプラグイン、ライブラリ、CSS フレームワーク等、多数のプロダクトをオープンソースで開発・公開しています。

Snow Monkey オンラインコミュニティ

Snow Monkey をより良いテーマにするために、今後の機能開発等について情報共有したりディスカッションをしたりする場所です。より多くのユーザーの交流があったほうがより良いプロダクトに育っていくと思いますので、ぜひご参加ください!