Snow Monkey オンラインコミュニティの今後について考えていること

この記事は Snow Monkey アドベントカレンダー 2018 15日目の記事です。

Snow Monkey には「オンラインコミュニティ」というものがあります。オンラインコミュニティについては過去に何度も言及していて、Snow Monkey の価値の大事な要素の1つだと思っているのですが、1年間やってきて、また、他の方のコミュニティの話を見聞きして、今後こうしたほうが良いのかなーというのがいくつかあるので今日はそのことを書きたいと思います。

オンラインコミュニティ参加者の方はぜひご意見ください!!

考えていること

主には次の2点です。

  • Facebook グループから Slack に移行したほうが良いのではないか
  • 購入者限定ではなく誰でも参加できるようにしたほうが良いのではないか

Facebook グループから Slack に移行したほうが良いのではないか

現在、Snow Monkey のオンラインコミュニティは  Facebook グループを使っています。絶対に Facebook グループが良いと思って選択したわけではなくて、世のコミュニティやオンラインサロンは圧倒的に Facebook グループが多いので「やるなら Facebook グループなんだろうな」という感じでなんとなく選択しました。

1年使ってみて、Facebook グループには次のようなデメリットがあるなと感じるようになってきました。

ユーザー同士のコミュニケーション(多対多)が発生しにくく、僕とユーザー(一対多)のコミュニケーションになりがち

Facebook グループって「投稿に対してコメントをしていく」という、投稿が主体の UI になっているので、チャットのように全てのテキストが並列で、「投稿」という「重い」テキストが無いものと比べるとどうしても書き込みをするためのハードルが高くなってしまうし、そうすると投稿するのは基本的にオーナーである僕に偏りがちになるので、どうしても一対多のコミュニケーションになってしまうなと。

オンラインサロンのような、先生的な人が中心にいてその情報を買うという意味でコミュニティに入るのであればそれは良いコミュニケーションだと思うのですが、僕が Snow Monkey のオンラインコミュニティで目指しているのはそういう場所ではなくて「全てのユーザーが気軽にコミュニケーションを取れる場所」なので、(今の形のほうが実際 Snow Monkey に向いてるのかもという考えは置いておいて)Facebook グループよりもっとチャットよりの Slack のようなツールのほうが良いのではないか…と強く思うようになりました。

コミュニティが1本軸になって、多軸にしにくい

前述したように Facebook グループは「投稿に対してコメントをしていく」という形であることに加え、閲覧 UI も「コメントを中心に読む」ようにはできていなくて「投稿を中心に読む」ものになっているので、どうしても「そのコミュニティはこの話題」って1本軸にしかしにくいんですよね。

派生して例えば「朝活部」みたいなのをつくりたいなと思っても、やるとすれば「投稿」を「スレッド」に見立ててそこにずっと書き込みをしていく感じにするしかありませんが、コメントをすらすら読む UI にはなっていないし、タイムラインの流れの中に紛れてしまうという問題もあるので、やっぱりそういう運用には向いていないなと思います。

Slack の場合だと、軸ごとにチャンネルをつくれるので、僕がお知らせを流す「お知らせチャンネル」、朝活をやってる人たちの「朝活チャンネル」、Snow Monkey でブログを書いている人たちの「ブログ更新報告チャンネル」みたいなのをつくると、僕が主体的に動かなくてもおもしろいコミュニケーションが発生するんじゃないだろうかという期待感があるんですよね。

ちょっと話はそれますが、Snow Monkey のユーザーには自分のブログとして Snow Monkey を使っている人、自分の事業サイトとして Snow Monkye を使っている人も多いのですが、どういう人が Snow Monkey を使ってくれてるのかなーと思ってそういう方のブログ/サイトを訪れてみると、結構僕が普段触れないような情報や記事が溢れていて、おもしろいなーと思うことが多いんですよね。

で、これって僕だけがこうやってひっそり楽しんでるんじゃなくて、Snow Monkey ユーザーみんながこの体験をしたらおもしろいと思うんですよ。新しい発見に触れるというのもあるし、あ、この人こんな仕事やってるんだ、何かあったら頼みたいなとか、そういう動きが発生しだしたらすごくおもしろいなと。

個人的は話でいうと、Tシャツ屋さんをやっている方がいて、Tシャツをつくるときはその方に頼みたいし、プロフィール写真を撮っている方がいて、機会があればその方に撮ってもらいたいな、と思ったりしたんですよね。なんか知らない人に恐る恐るギャンブル的に依頼するより、「Snow Monkey のユーザーである」という同じ価値観を持っている人って、ただそれだけなんだけどなんか親近感があるというか。ジョブボードはうまくそういう動きがつくれなかったので、もっと動きがある「チャット」という場所なら、こういうことももっと起きやすいんじゃないかなと。

Slack の問題点

ここまで Slack の利点を書いてきたわけですが、なかなか Slack 移行に踏み切れない理由がありまして。

Facebook は「投稿をすること」がハードルになりやすいけど Slack ならそれが解消されそう、と書きましたが、Slack だとそもそも「参加すること」がハードルになっちゃうと思うんですよね。

Facebook はもう社会インフラみたいなもので、ほとんどの方がアカウントを持っているので、オンラインコミュニティに入るというのもただボタンをポチッと押すだけ。普段 Facebook を閲覧しているのと地続きで Snow Monkey オンラインコミュニティにも参加できる、という感じですごくハードルが低いと思うんです。ただ、Slack はまだ日常的に使っている方はそう多くはないと思うので、Snow Monkey オンラインコミュニティに参加/閲覧するためにわざわざ Slack の画面を開いたりアプリを立ち上げたりすることになり、それって多分めんどくさくて、すごいハードルになるんじゃないかなと。

オレインさんは書かれた上記のマニュアルを見れば、参加するための作業自体は難しくないし、書き込むのも難しくはないということがわかってもらえると思うのですが、わざわざ Snow Monkey オンラインコミュニティをみるために Slack を開くかというと、ちょっとまだそこまで前のめりにさせる力はないんじゃないかなぁ…という。

購入者限定ではなく誰でも参加できるようにしたほうが良いのではないか

上記の記事を見かけて、「なるほどーー!?」と衝撃を受けた部分がありまして。

⑤既存ユーザだけに限定


参加者のコンテキストを合わせる上では、間違っていないように見えますし、多くの会社で既存ユーザを主体にしたユーザ会を組織していたりします。もちろん、こうしたユーザーとのエンゲージメントや製品へのフィードバック主体の会であれば全く問題ないのですが、「ユーザーが新規ユーザーを開拓する」というコミュニティマーケティングの目的からすると、これでは合致しない部分が多くあります。

Snow Monkey はこれまでほとんど広告費を使ってこず「広告で広く認知を高めるよりは徹底的に既存ユーザーの満足度を高めて口コミによる認知向上を目指す」という戦略でやってきました(多分これも過去に記事を書いていたと思うのですがどこで書いたかな…)。

Snow Monkey オンラインコミュニティは現在「購入者限定」のサービスとしていますが、そのような戦略であるということを考えると、購入者限定でやるよりこの記事で指摘されている通り広く門戸を開くべきなんじゃないの…?と本当に僕にはなかったアイデアというか、新しい考え方をバチーンと突きつけられた感じでして、もうこれは制限を撤廃する方向で真剣に検討中です。

ご意見ください!

ということで、Snow Monkey オンラインコミュニティの Facebook グループから Slack への移行、どうでしょう。

オンラインコミュニティに参加されている方がこの記事を見てくださっていたら、ぜひご意見うかがいたいです!(切望)自分は入ろうと思うよとか、Slack ならもう入らないとか…。よろしくおねがいします!

Snow Monkey アドベントカレンダーにご参加ください!

参加しても良いよーという方がいましたらぜひご参加くださいませ。ユーザーさんの声や、他業者さんからみた Snow Monkey などめっちゃ聞きたいので、よろしければぜひ!

この記事を書いた人

キタジマ タカシ

長崎県長崎市在住。地元のWeb制作会社でWebデザイナー/エンジニアとして従事した後、2015年にフリーランス [ モンキーレンチ ] として独立。WordPress のテーマやプラグイン、ライブラリ、CSS フレームワーク等、多数のプロダクトをオープンソースで開発・公開しています。

Snow Monkey オンラインコミュニティ

Snow Monkey をより良いテーマにするために、今後の機能開発等について情報共有したりディスカッションをしたりする場所です。より多くのユーザーの交流があったほうがより良いプロダクトに育っていくと思いますので、ぜひご参加ください!