WordPress テーマ販売、サブスクリプション移行から1ヶ月。実際どうだったか。

以前からたまに書いていますが、僕は 100%GPL な有料テーマの販売者がもっと増えると良いなと思っています。今販売者がすごく少ないのは自分の技術力じゃ売れるものなんてつくれるわけがないとか、 100%GPL だと成り立たないんじゃないかとか、そういうふうに考える方が多いからだと思っていて、だから実際に自分で開発して自分で販売している僕が、実際どうなのかというリアルな情報をだすことで、それならやってみようかな?と思う人が1人でも増えたら良いなと思っています。

そういうことで、WordPress 有料テーマ Snow Monkey を売り切りからサブスクリプションに移行してちょうど1ヶ月がたったので、実際どうだったのかということをリアルな数字をだしつつ書きたいと思います。

なぜサブスクリプション(定期課金)に移行したのかのおさらい

上の記事が詳しいですが、簡単にまとめると次のようになります。

  • 売り切りでサポートもやるモデルを続けると近い将来破綻する
  • ユーザーから「応援するためにも定期課金のプランがほしい」「ずっと使い続けられるように定期課金にしてほしい」という声をいただいた

サブスクリプション移行で不安だったこと

サブスクリプションに移行するにあたり僕が一番不安だったのは、1ヶ月だけ課金してすぐに課金停止する人が多いのではないかということでした。

Snow Monkey は 100%GPL なので利用においては特に制限がありませんしアクティベート制限的なこともしていないので、一度テーマを手に入れさえしてしまえば、どのようにでも自由に利用することができます。つまり、継続的に課金しなくてもテーマは利用できるわけで、じゃあ1ヶ月だけ課金して手に入れればもう課金しなくて良いじゃん?と。そうなると、これまでなら16,200円が入ってきていたのが、1月分の1,728円、約1/10の収入になってしまう、ということが一番の不安でした。

そのため、当初は16,200円の年額課金プランだけで準備を進めていたのですが、「月額課金があったほうが買いやすいと思う」「実際解約する人ってそんなにいないよ」というようなアドバイスを頂いたこともあり、最終的には月額課金プランもやってみることにしたのでした。

実際どうだった?

結論から先にいうと「短期的な利益を求めるなら売り切りのほうが良い」です。また、これは個人的な予想になってしまいますが「1つの商品をじっくり長く続けるより、売り切りモデルで売れなくなってきたら新しいテーマを投入するということを続ける」ほうが利益は大きくなる気がしています(ただそこは僕の理想とは違うので今の段階では僕は全くやるつもりはありません)。

サブスクリプション移行前の6月と移行後の7月を比較してみたいと思いますが、6月はサブスクリプション移行前で駆け込み需要的なものもあったと思うので、5月のデータとも比較してみたいと思います。

5月(売り切り)と7月(サブスクリプション)の比較
販売数 -33%
売上 -52%
6月(売り切り)と7月(サブスクリプション)の比較
販売数 -50%
売上 -64%

ということで、結構厳しい結果となりました。昨年10月から販売をはじめて、4月に一時的に売上が下がったものの、1〜3月、4〜6月と右上がりで売上が上がっているところだったので、やはりサブスクリプションになることで購入のハードルがあがってしまったのかなと想像しています。

課金し続けないとテーマを使えなくなると思っている人が多いのか、買い切り時より安くテーマを手に入れられるようになったにも関わらず購入数はかなり減りました(課金していないとサポートは受けられないので、もしかしたらそこがネックになったというのはあるかもしれません)。

ただ、前述したように僕は最初の1ヶ月だけ課金するという人が多いのではないかということを心配していたのですが、実際にはほぼほぼすべての人が課金をとめることなく継続してくれているので、もしきちんとユーザーの満足度を維持できれば、当初の移行の目的通り、長期的には売り切りを続けるよりも安定するのではないかと楽観視してもいます。数ヶ月様子を見続けて、いろいろ考えていきたいなと思います。

あと、その他のデータでいうと月額課金ユーザーと年額課金ユーザーの割合ですね。

月額課金ユーザー数 : 年額課金ユーザー数の比率
1 : 2

こちらも予想に反して年額課金ユーザーの方が多かったです。月額課金ユーザーばかりになると月あたりの収入はかなり減るので怖かったのですが、年額課金ユーザーが多かったのでひとまずの収入は確保できて一安心しました。

その他想定外だったこと

もう1つ想定外だったことがあって、なんとなんと、既に売り切りで購入してくださっていたのにサブスクリプションについても追加で購入してくださる方が複数人いたことでした。

買い切り時に購入したユーザーは、購入時のサービス内容通りサポートやメンバー限定記事などのサービスはずっと受けられることにしています。だからあえて購入する必要は本当はないんですよね。それなのにわざわざ購入してくれたというのが本当にありがたいなと思いましたし、また、僕が目指す「ライトユーザーをたくさん増やすのではなく、共感してくれるコアなユーザーを増やしていく」という目標にきちんと進めている気がして、そういう意味でも二重に嬉しかったです。


数字をだしながら実際のところを書いてみましたがどうでしょうか?ちょっとこの数字だと WordPress テーマ販売をやってみようという人をむしろ減らしてしまいそうな感じですが、サブスクリプション化しなければ多分ここまで一気に減るということはなかったんじゃないかなと想像しています。

引き続き、メンバー限定で実際の売上金額をだしてもう一歩踏み込んだところまで書いてみたいと思います。

この記事は Snow Monkey サブスクリプションユーザー限定記事です。継続課金されている方はログインして閲覧してください。
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